このレビューはネタバレを含みます
お、お、おもしろかった〜〜!
濃密な107分だった!ガチな特撮!頭脳戦!ドラコルルかしこい(cv.諏訪部順一)!!スネ夫シンジ君やんけ!板野サーカス!音響とか爆発とか戦闘機の描写の迫力すごかったしドラ映画史上最も映画館で見て良かったと思えた
しかし手放しにテンション上がっとる場合ではなく、あまりにも現在のウクライナ情勢とシンクロした内容で肝が冷えるシーンがかなりあった。
映画の始まり方がまず市中を戦車が走り、街を破壊するシーンでえ...怖...ってなった。見た人の持つ背景によっては大きなショックを受けてしまうかもしれない
戦争では情報戦とメディアジャックが鍵を握るのだな...てこれ本当にリアルだな...
私たちには何ができるのか、映画の中では国民一人一人が自分を偽らずに独裁者に立ち向かいたいと立ち上がることで事態が好転した。
パピの演説でわしは泣いてしもた...
本当になぜ人は同じ人間を思いやることができないのか...
戦争が題材だが、ドラえもんというフィルターを通せば良い子も見れるエンタメで、死人の描写はないし血も流れない。のび太たちが壊す戦闘機もこれは無人機なので大丈夫ですよ!って注釈がすごかった。でも戦争の悲惨さはきっちり伝わってくる。人が死なないとしても誰もが戦争によって自由で楽しい日常を奪われてしまう。
早く世界が穏やかになって欲しいし映画ほど現実はうまくいかないかもしれないが、一人一人の意志の力は強い力になるというメッセージがあったので、救いがあった。
今だからこそ見て良かったと思ったが、製作陣も現実が映画に追いついてしまってびっくりしてるだろうな...