ねむい

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021のねむいのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作のパピくんは涙ぐむことはあるもののあまり表情を変えないから感情が分かりにくかったけど、今回は頬を染めたり動揺したりと表情豊かで可愛らしかった。でも時折見せる遠くを見つめる哀愁漂う表情から、ピリカ星の国民やピイナの身を案じている様が想像できた。今回は前髪ありのビジュアルになってるし表情も含め人間らしくなった感じがします。

旧作との相違点として、

・みんなで特撮映画を撮ってる時に撮影方法に前作よりも創意工夫が感じられた

・スモールライトを使って3人が小さくなった時にパピが驚いた反応をしている(前回はスルーしてたけどこっちの方が自然な反応)

・囚われた自分を助けに来てくれたのがパピだという事にしずかちゃんが気づいた後の展開

・弱気になるスネ夫にパピが声を掛けて励ます場面
・ドラえもんのび太ジャイアンが突撃するよう指示され、しずかちゃんとスネ夫は留守を守る事になった時、スネ夫がパピが言ってくれたように、「自分に出来ること」をしようと、戦闘機を強化することを積極的に提案したところ

・旧作だとスモールライトの効き目が切れることにドラえもんが気づいた直後にのび太が大きくなるけど、今回はパピを救おうとしてのび太も処刑台のあったビルの屋上から落下する…て展開

ここら辺がすごくよかったです。

(ちなみに、しずかちゃんが囚われてのび太たち4人が作戦会議をしている時にパピくんがこっそり立ち去って自分一人で解決しようとする場面、今回は階段を軽々ジャンプしながら登っていたけど、旧作では一生懸命よじのぼってるんですよね。今作では万能感がある。)

ただ、お姉さんのピイナの存在は必要だったかな?と思いました。登場シーン、思ってた以上に少なかった。
パピくんが敵に捕われたから、のび太たちはピシアに挑むため自由同盟本部へ行こう!という前作での展開が、今回は人質がパピくんからピイナに変わったわけだけど、パピくんは国民思いだから、ピリカの街を爆撃して国民を人質にするとかそういうのでも向かう理由になったんじゃないかなぁ、、。

あとやっぱりこの映画ではスネ夫が弱さを克服する場面が見どころの一つだと思うんだけど、
今作は弱さを克服して積極的に行動をする様がみれたのでよかった。かっこいいよ、スネ夫

旧作、新作どちらにも良い点があるけれど
良リメイクだったと思います
ねむい

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