みの

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコのみののネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

お子がずっと楽しみにしていたので、早々と鑑賞。

前回よりも劇場で観る醍醐味みたいなものを体感できる作りだったように思える。前回は何せ泣かせにきていたけれど(そしてそれは成功していた)あんまり大きな画面で皆で観る映像かと言われれば割りとどうかな?って感じだったけど、今回は魔法使いの出航シーンとか映画館で観る醍醐味みたいなシーンが結構あったので、劇場で観られて良かったなぁと思った。

話はというと前回よりも色々あった。結構複雑というか、「夢」から語る、良い面も悪い面もある自分らしさの話だと私は解釈した。叶えて終わりタイプの夢ではなく、永遠にゴールに辿り着けないタイプの夢の話で、それも含めて子ども向けにしてはとてもビターな終わりだなと思った。結局とかげは自分の夢を他人に語ることも許されないし、叶うことはほとんど可能性としては低い訳だけど、それでもとかげは夢を持ち続けることで楽しく生きていけるし、誰かに優しくできる訳で。前作より大号泣みたいなことはないけれど、すみっこたちが前作のように何故優しく振る舞えるのかというのは、この映画で描かれているのだということだと思う。それを想うとじんわり、自分も励まされるし、どこかで行き場を失ったとしてもすみっこがいてくれるという、そんな気持ちになる。
って観てたら、脚本 吉田玲子。ですよねー!さすがー!

あとエンドロールですよね。あんなクリスマスツリー泣くわ。結局前作も私は好き。
みの

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