YoshiMia

ザ・ホワイトタイガーのYoshiMiaのレビュー・感想・評価

ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)
3.8
“ジ サー”

インドの貧富カースト下層部で生まれ育ったバブラム
ずる賢く富豪の第一運転手となり、ご主人から可愛がられこのまま幸せになれる…と思った矢先起こった事故の罪を被らされ、使用人であることに打ちのめされ…というお話

このポップなジャケットとバブラムのゆるい笑顔!
まぁ最後はなんだかんだ歌って踊って終わるんでしょ!
という期待をいい意味で裏切られたw


生まれ育った環境が全てで
地主の子供は地主。
貧乏はそのループから一生抜け出せないし
お金は富裕層の中で回っているだけ
生涯落ちてくることなんてない。



バブラムの持つ、欲深い野心家とはまた違った性根が興味深かった。

絶対のしあがって金持ちになってやる!!
じゃないんだよね

ここにいちゃだめだ、ループから抜け出さなくては…
という感情が根底にあって、それを原動力とした欲。
成るべくしてなったようなラスト。
YoshiMia

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