このレビューはネタバレを含みます
すごく面白かった!
ただただ物語の運びや、画面の面白さに身を委ねて楽しめる、そんなエンタテインメントの真髄だった!
キャストの演技合戦もみんなステキ。
とにかく、時間を忘れて楽しみたい人は劇場へ!
で、ここからは、見終わって一日経ってからの感想なんだけど
内容すっぽり抜けてます(^◇^;)
もちろん、私が記憶障害ってことなんですけど、それにしたってまあ、良くも悪くも東野圭吾さん原作の淡々とした語り口をそのまんま映像化したなって感じ。
いや、映画のスペクタクル感の話じゃなくて!映画はしっかりハラハラもワクワクもしたし、とにかく面白かったことに変わりは無いんですが、いわゆる「刺さる」ものがどこにもなかった。
ここはしみじみしたなぁとか、泣けたなあというのがないので(しみじみ、泣くのがエライというわけじゃないけど)、なんか心に刻まれてないんですね。
セリフも。シーンも。
そういう意味で、私は、「マスカレード・ホテル」のときから言ってた、「新田は山岸と同年代を起用した方がよかった説」を再度提唱するのだけど。
例えば出だしのタンゴシーンも、キムタクがやると、シブく決まり過ぎて(上手くもないのになんであんなにかっこいいの!)軽みが出ない。
あれが小栗旬なら…綾野剛なら…映画全体のトーンがも少し変わるかなと。
そして決定的なのは、50歳が近い、円熟を極めようかというキムタクに、「精進して立派な刑事になります」シンメトリー台詞で告白されてもなぁ、と。
東野圭吾さんはキムタクをイメージして書いたというけど、そのキムタクって今じゃなくもうちょい昔のイメージじゃないのかなと。
それでも、後になってこんなこといろいろ脳内で考えられるのも、キムタク作品の持つ力ではあるかな。やっぱり、キムタクが画面にいるだけで特別感があるのです。そして長澤まさみさんとのマッチングも最高なんですよねー。
これはネタバレ?
石黒賢さんが「次は」って言ったとき、思わず笑った。
まだやるか笑