早坂

マスカレード・ナイトの早坂のネタバレレビュー・内容・結末

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

犯人を身体女性/性自認男性の設定にする必要あった?と思ったし、原作の犯人は身体男性/性自認女性らしくて、やっぱりそこ逆にする必要あった?と思った。
演じるのが麻生久美子でも変に設定いじらず、いっそ身体男性/性自認女性のままの方が良かったのでは?
そこの設定変えたせいで殺害動機とか被害者女性の二股のくだりとかがグダグダになってしまった印象。女体への執着とか男体嫌悪のニュアンスも抜け落ちて事件の経緯に納得感が出なかった。

怪しい女性の謎が中盤で解けて、容疑者から外れたと思いきや真犯人でした、っていうのは素直に騙されたし面白かった。

刑事とホテルマンの対照的な姿勢と、でも共通する理念が重なり合うって部分はバディ作品として熱いし期待通り。
ラストのちょっと恋愛文脈匂わせる感じは蛇足。女性ホテルマンに食事の誘い断られた男性刑事が「ホテルマンに無理は禁句じゃなかったっけ?」みたいな返しするのハラスメントっぽいし薄ら寒いしキモい。
早坂

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