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冷血のlemmonのレビュー・感想・評価

冷血(1967年製作の映画)
2.8
描かれる視線の先にあるのが加害者である。
これが凄く苦味となり、本作を楽しんで良いのかドギマギさせられる。

過去の記憶。
身体的な劣等感。
でも自惚れも。
妄想もか。

時に不可解な行動って誰にでもある気がする。
この主人公も最後まで掴めない。
許せはしないが、そこを突いた挑戦作、意欲作の趣き。

ん、、、

クールな音楽にモノクロが映えるが、さあ、その粋さが一級のサスペンスになってあるかというと、鼻につく。(少し苦手なニューシネマへの移行が感じられる。)

どちらかというと犯罪心理ものか。
人間ドラマとは呼びたくない。

なかなか強烈でした。
好みの問題。


主演のロバートブレイクは印象深かったなあと思って調べたら、、、😓。
なんともすごい人生を、、、。
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