冷血の作品情報・感想・評価

「冷血」に投稿された感想・評価

ヒロ

ヒロの感想・評価

4.4
「冷血」ってタイトルだから
「ノーカントリー」みたいな殺人鬼の話かと思ったけど違った

二人のチンピラの行きずりの強盗殺人
二人は無計画で関係も不安定だから
犯行前から一触即発のような空気になったりして
緊張感がずっとある

空想みたいな穴だらけの犯行計画が馬鹿馬鹿しくなり
一度は犯行を踏み止まるが、結局強盗殺人を犯す
その時のことを振り返って主犯が自供した言葉
「小説と同じで先を知りたくなった。結末をね」
このセリフが凄くいいなと思った
もう悪いことしか起こらないのに止められない場面
好奇心に負けてしまうことって多くの人が経験することだと思う
ここで犯人へ共感してしまった
LEONkei

LEONkeiの感想・評価

3.8
血も涙もない冷酷無比な人間とは…

それは人間の姿をした悪魔か怪物かと思ってしまうのは簡単だが、その正体はやはり我々と同じで人間なのだ。

しかし人間が悪魔へ変貌する理由が必ずある。

カンザスの農場を営む平和な家庭をその悪魔は、一夜にして何のためらいもなく自らの小さな欲求の為に一家を惨殺する。

単なる事件もので終わらせないのがカポーティ(原作)なのか、人間が人間を殺める行為は善と悪の境界線を綱渡りのようにココロが揺れ動く。

闇を抱え苦悩する青年を演じる個性派俳優〝ロバート・ブレイク〟の怪演は素晴らしい。

クインシー・ジョーンズのジャズ調の音楽が物語に抑揚感を高め、追われる犯人はロードムービーでも見ているかのよう。

犯罪行為に対しては1ミリも同情の余地はないが、生と死・善と悪のジレンマは現代でも解決できず結末は考えさせられる..★,
タニー

タニーの感想・評価

4.0
やった事はダメな事だけど、ペリーの人物が切ない。
そう思わせる映像だった。
処刑前の窓に映る雨跡が顔に映って涙に見えたり、処刑の時の心臓の音、逃げてる途中の子供と一緒に空ビン集める場面、小さい頃のトラウマ。

相方は、ほんとダメ人間。
K

Kの感想・評価

3.3
先日「カポーティ」を観たことをきっかけに。観る順番的には逆だと思ったけれど正解だったかも知れない。
死刑で終わるところが後に残る何かがあって良かった。
macoto

macotoの感想・評価

3.5
“動機の認められぬ殺人”
事件が起きる半年前の研究者のレポート
中に書かれてる犯罪者の大きな特徴だったり
犯罪学者がいう”相乗作用の犯罪”
2人が融合した第三の人格が犯した犯罪
であるとか。ん〜なかなかだった!

1959年カンザス州で実際にあった
裕福な一家4人を襲った強盗殺人事件
2人組のひとりペリーの心情を追ってくと
とっても興味深かい作品かなと思いました☺︎
aya

ayaの感想・評価

3.5
見応えあった。
がっつり映画観たい日に観る映画。
何日もかけて観てしまったので後悔。
あずさ

あずさの感想・評価

3.7
2人の人間の相互作用で生まれた第三人格…死刑が当たり前のペリーだけど同情をしてしまう…観た後クソ重くなる
神奈川県座間市の事件が明るみに出る少し前に観ていた作品。
急にレビューを書く気がなくなってしまい、記録程度に書き直しました。

1959年にカンザス州で実際に起きた一家四人惨殺事件を描く本作はトルーマン・カポーティのノンフィクションノベルが原作。

事実をベースにしたサスペンス映画はどこまで許されるのか。

編集と音楽が良い。
切れのある編集はピーター・ツィンナー。
『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーPARTⅡ』『ディア・ハンター』などを手掛けている。
惨殺現場での犯行を血を見せずにスリリングに観せてくる。
音楽はクインシー・ジョーンズ。
大袈裟に走らずしかし不穏な雰囲気を充分に醸した音楽は出色。
いとそ

いとその感想・評価

3.6
元祖ニュージャーナリズムなんだよなあ。絞首刑を待つペリーの顔に窓の外の雨が映えて涙みたいに見える。ペリーの生い立ちはフラッシュバックという形でうまく落とし込んでいた。が、原作の裏テーマ「家族」は後退。むしろその薄れが余計「冷血」に思えるという良い効果をあげているのだけれど。
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こいつらの人殺しってのが本当に無計画で無感動で無意味でね、誰も得しちゃいないが、ヒッチハイクの少年と拾い集めたビール瓶だけは宝石みたいにキラキラと輝いてたわ。撮影はコンラッド・L・ホール。
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