中高生の頃、アメリカと戦争した事は無論知っていたが、洋画や洋楽にハマりスピルバーグの映画やスプリングスティーンのコンサートを観に行った。
なのにオッサンになったらこういった映画が素直に観れなくなった。
東西冷戦下で宇宙開発と核軍拡に血道を上げていたのはアメリカとソ連だし、ユーゴスラビアにはNATOも軍事介入してアメリカも自国権益拡大の為派兵しているのだから、G.クルーニーのいう『俺たちの戦争じゃない』は的外れだし、Peace makerではなく、Nuclear maker,Warhead maker, Military weapons maker,Conflict makerがアメリカの正体だから見ていてイライラするが、Sniperが民間人を誤射したりするシーンがあったりして、もしかしたらM.レダー監督は、我々にアメリカの欺瞞を突きつけて苛々させるのが目的だったのかも知れない。
このキャスティングで余計なラブシーンもないのは好印象だった。
でもソ連の軍部や諜報機関は、この間一体何やってたの？
