碧SU

ピースメーカーの碧SUのレビュー・感想・評価

ピースメーカー(1997年製作の映画)
4.0
※古い映画なのでネタバレ込みで書いてます。

アクアマンの予告を観た!
綺麗だ!好きだ!ニコール!(そこかよっ!)

今でもニコール・キッドマンは美人だと感じ、ここに至る。
要はニコール・キッドマン成分を補充したくなったのだw

むさ苦しい男達の中に紅一点のニコール・キッドマンが眩しい。
この頃のニコール、相当美人ですよ。
相方はバットマンの汚名返上ヨロシクなジョージ・クルーニー。
監督は女性監督のミミ・レダー。

コレ個人的には、かなりの傑作だと思うのですが…
Blu-rayになってないのが納得いかん!(北米版を除く)

全体的に総括すると【容赦ねえ】って感じの映画です。
核を盗むオープニングのシーンから容赦ねえ!
だって…爆発…しますからねw
(当時観た時、けっこうショッキングでした)

ジョージの運転技術が容赦ねえ!アクロバティック!
何度もバックして車をブチ当てるシーン…好きですw

ヘリ3機の空域侵犯が容赦ねえ!
割と強行、一応指示待ちしてたけど、こいつらはヤルね。
今作、ジョージ・クルーニーが良い意味で狂犬。

そして終盤の展開が非常にスリリングなんですが、
ここで犯人に狙いを定めたスナイパーに対して
容赦なく「撃て!」と命令。子供が近くにいるのだが、
大勢を守る為の犠牲は止む無しと言わんばかりに「撃て!」
…ハラハラします。
そしてスナイパー君の判断は、これぞ人間。
しかし民間人の犠牲者は…でます!(ここが怖い)

悲しみを背負った悪役というのが、これまた素晴らしい。
途中、感情が揺さぶられて犯人側の主張に納得してしまう程。
極めつけは「我々の戦争じゃない」と吐き捨てる主役の台詞。
ジョージ!お前は非情なるザ・アメリカだよ!
でも、このシーンは考えさせられるなあ。
核を目の前にしたら、非情にもなる。こっちも必死だ!

まあ爆弾解体とか…色々なシーンが雑なのは大目にみようw
だってホラ!90年代後期の映画なんだから(イイ意味で)

ニコール・キッドマンの美しい水泳シーンは、
後に現れるロバート・ラングドンというオッサンへの伏線かw

最後に For PAUL LEDER と表示されるのですが、
特に字幕は出ません。この映画を作る1年前、
1996年に映画監督であり、お父さんのポール・レダーが亡くなったんですね。
そのことも考えると、ミミ・レダーが映画を撮ることを決意したのは、
お父さんの意思を継ぐ為だったのかなぁと思えました。

ゆえにハンス・ジマーの勇ましい曲の中に涙あり
碧SU

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