小さいお子様とも安心して観られる作品。
クロエ・ジャオのザ・ライダーのような世界観を期待したのでそれとは大きく逸れて個人的には少しがっかり。
馬の美しさは劇中の3/5位は馬のシーンなので堪能出来るが、人間側の物語が大人にとっては割と幼稚な展開で感情移入がしづらかった。
いかにも、というキャラ設定にたてがみ沿った「いかにも」な役作りで、出てきた途端にどんなキャラなのかもとてもわかりやすいのは 小さいお子さんには逆にわかりやすくて良いかもしれない。
壮絶な生涯を馬の視点から語られるという変わった物語だが、主人公の少女と別れて10年弱、馬の方は 台詞でもいやというほど加齢による衰退ということを訴えていたが、素人目にはあまりそうも見えなかったが、なによりも思春期からほぼ?成人となる女性主人公がその年月を経ても全く変わっていないのは、流石に違和感がありすぎた。
風になびく美しい馬のたてがみ と主人公の少女の長い髪が同じように風になびくシーンは 誰にでもわかるような心で繋がっている描写で、自身にとってのハイライトシーン。