荒川自転車乃介

ブレット・トレインの荒川自転車乃介のレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.5
伊坂幸太郎の「マリアビートル」を原作とした映画。原作はちなみに未読。
ドタバタ喜劇のような、クライム映画。
一癖二癖ありそうな登場人物が、それなりの人数で出てくるのだけど、ボリビアから来た殺し屋の黒人を除くと、キャラクターが立っているわけでもないので、今ひとつ、映画に没入できなかった。脇役の演技力の問題もあったかもしれない。ロシア人の娘などは、もっと上手い役者がやればよかった。善人の振りをするところがあるが、あれでは誰も騙されまい。ダイ・ハード」1作目の悪役を演じたアラン・リックマンのような演技ができれば、違っただろう。
ストーリーも理解はできるのだけど、新幹線だと思ってしまうと、こんなことできないななどと感じてしまう。
私は作品に入り込めなかったが、展開の速さ、ブラッド・ピットの力の抜けた演技などは楽しめた。