荒川自転車乃介さんの映画レビュー・感想・評価

荒川自転車乃介

荒川自転車乃介

映画(187)
ドラマ(2)
アニメ(0)

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.7

オリジナルの映画とは、後半の展開が異なっている。それはそれで、良い部分もあるのだが、説明が不足していて、駆け足でラストまで引っ張っている印象。
キャストの演技がいずれも素晴らしかった。

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.3

物語が動き出すのが遅いのが気になった。
伏線回収が楽しめるSF作品。

ルワンダの涙(2005年製作の映画)

3.8

1994年のルワンダの虐殺を描いた、実話をもとにした映画。
どうなるのかとハラハラさせられる。
国連平和維持軍の無力さ、フランス軍のひどさなど、まざまざと見せつけられる。

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.3

わかったような、わからないような。
6分間で説明するのは難しい。。

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.2

イギリス版のリメイクが来月公開されるとのことなので視聴。初めて鑑賞した。
かなり期待して観たのだが、事前に期待したほどの作品ではなかった。
主人公のキャラクターが弱いので、さほど感情移入できない。
>>続きを読む

座頭市物語(1962年製作の映画)

3.8

勝新太郎の演技が上手い。私が物心ついた時には、勝新太郎はもう太った老人で演技が上手いとも思わなかったが、この映画の勝新は、若く、キビキビしている。そして、若い天知茂のニヒルな魅力。私がリアルタイムで見>>続きを読む

博奕打ち 総長賭博(1968年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やむにやまれぬ事情で闘わざるを得なくなる博徒の兄弟分の姿を描く。影で陰謀を巡らせる男のために、対立する兄弟分。それぞれが武士の一分とでも言うべき流儀を抱えていて、そのために命のやり取りをする羽目に陥る>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.5

アメリカでの契約を切られ、米領サモアのサッカー代表チーム監督となった男性が、さまざまな葛藤を乗り越えてチームを初勝利に導く、実話に基づいたドラマ。
登場するサモア人たちのキャラクターが良いし、最後の試
>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.7

ゲームソフト「グランツーリスモ」の熟達者を実際のレーサーに抜擢するという、夢物語のような実話を元にした映画。この抜擢する取り組みは少なくとも数年前までは存在していた模様。
映画の内容は、オーソドックス
>>続きを読む

エンドレス 繰り返される悪夢(2017年製作の映画)

4.0

同じ日時に戻り、何度も同じような経験を味わうことになる、いわゆるタイムリープものなのだが、ストーリーがひと工夫もふた工夫もしてあり、面白い。
最初、タイムリープを味わっているのは自分だけだと思い込んで
>>続きを読む

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.0

タイトルがバカっぽくて観ることを避けていたが、勧めてくれる人がいたので観てみた。
ボンボンと結婚することを夢見ている金持ちのバカ娘が主人公‥だが、一念発起してハーバードのロースクールに行ってからはすご
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

ヤクザが中学生から歌い方を習う話といえばそれまでだが、心の機微の描き方が上手い。
綾野剛が演じるヤクザのキャラクターも良い。
涙を誘うシーンもあって、ストーリーもよくできている。
あまり期待せずに見に
>>続きを読む

俺たちフィギュアスケーター(2007年製作の映画)

3.8

あまり考えずに見ることができるおバカなコメディ作品。
主人公の一人チャズのキャラクターがよく出来ている。
それだけでなくて、小道具の使い方とか、
フィギュアスケートの演技、振り付けなど、
よく考えられ
>>続きを読む

兵隊やくざ(1965年製作の映画)

4.5

ストーリーもよくできているが、どちらかと言えば、主人公の勝新太郎が演じる大宮貴三郎のキャラクター造形の勝利だろう。
ヤクザが、ガチガチの縦社会で理不尽な組織である日本陸軍に入ってくる。当然、揉め事が起
>>続きを読む

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.5

一言で言えるようなストーリーらしきものは特にない。高校生二人の会話を面白がるのが、正しい楽しみ方だろう。
バカな高校生を演じる菅田将暉、少し暗い高校生を演じる池松壮亮、どちらも演技が上手い。
深く考え
>>続きを読む

セブンデイズ(2007年製作の映画)

3.8

まず設定がいい。娘を人質に取られ、タイムリミットが設けられ、被告人の無罪を勝ち取らねばならない。
そして、真犯人がいるのか、いないのか。娘を人質に取った誘拐犯は誰なのか。
最後まで犯人がわからず、楽し
>>続きを読む

インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.6

政治家、新聞界のフィクサーのような記者、財界の大物のトライアングルに、元芸能プロの社長で今はゴロツキのような人物と若手検事が挑む話。
プロットはやや荒削りながら、最後のどんでん返しが良い。

ランナウェイ・シーフ(2023年製作の映画)

4.0

飛行機搭乗中にダイヤモンドを奪おうとした男と、その男の恋人のキャビンアテンダント。ところが飛行機がハイジャックされたことで予想外の展開に。
ストーリーが二転三転して飽きさせない!
脚本がよくできている
>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.5

一作目に続いて、主人公のキャラクターが良い。推理の方は、やや強引ではと思わないでもないが、キャラクターの良さでみてしまう。最後に、あっという人物が出てくるのも良かった。

共謀家族(2019年製作の映画)

4.5

鬼畜のような少年に娘をレイプされた家族。娘と妻がその少年をやむを得ず殺害してしまう。映画好きの父が、映画から学んだ知識で、警察から逃れようとするというストーリー。
インド映画のリメイクの中国映画で、さ
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

同じ1週間を繰り返して生きていることに気がついた広告制作会社社員たちの話。
気づいていない社員をどう気づかせるか、うまく見せていた。タイムループをどう抜け出すかが大問題なわけだが、「精神的な理由で抜け
>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.6

主人公のキャラクターが良くて、引き込まれた。肝心の犯人探しについては、そんな理由で犯罪を起こすかなと感じてしまった。

ザ・コール(2020年製作の映画)

4.0

時空を超えて、20年前の人と電話でつながってしまうという話なのだが、電話の相手が虐待を受けていることが、ポイント。そして、主人公の女性は、その人を助けたことで、さまざまな怖い事態に巻き込まれていく。>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

酔っ払った次の日、泊まっていたホテルの部屋はめちゃくちゃ。なぜか、友達の一人が消えていて赤ん坊がいて、虎もいる。一体何があったのか。謎解きのようなコメディ映画。あまり期待していなかったけど、いい意味で>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「宝くじの当たりのくじが、韓国と北朝鮮の国境を越えてしまい、争いになったら」くらいのワンアイデアから生まれた作品ではないかと思うが、それにしても良くできていて、本当に面白いコメディーになっている。>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.6

くすっと笑ってしまうようなセリフ、小ネタを織り交ぜたコメディ作品の第二弾。馬鹿馬鹿しいと思うところも数多くあったが、それでも全体として面白く、楽しめた。
埼玉や滋賀の県民は見ておいて損はない。

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.5

漫画もドラマも見ていなかったが、知人がこの映画を面白いと言っていたので見てみた。犯人の犯行の動機は、無理があるなと感じたが、たくさん出ている大物俳優や若手俳優の演技を楽しめた。主人公の蘊蓄みたいな語り>>続きを読む

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.5

実話を元にしたアメリカ作品。貧しい白人の家庭に育った主人公。現在はイェール大学の法科大学院生で、インターンシップのため、大手法律事務所の面接中。インターンシップが採用につながるため、かなり真剣である。>>続きを読む

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.2

凶悪な強盗を撃ち殺し、一躍時の人となった男性。ニュースなどで取り上げられたことから、過去を知る怪しい男たちが付きまといはじめる。
日本でも一度悪い仲間とつるんでしまうと、なかなか抜けられないはず。住む
>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

波乱の人生を送った女性の一生をミステリーを交えて描いた作品。
こういう人生もあるのかなと想像させられる。
ミステリーとしては弱いが、主演女優の演技の上手さは称えたい。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

聴覚障害者の夫婦の間に生まれた健常者の少女。漁師の父親を手伝うばかりの毎日だったが、高校の合唱部に入ったことで人生が変わり始める。
フランス映画のリメイクとのことだが、フランス映画の方は未見。
それは
>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.7

ベトナムと韓国を舞台とした、誘拐も殺人も犯す裏社会の男たちと、型破りな警察官の対決を描いた作品。
マ・ドンソクがいなかったら、ただのVシネマと言った趣旨のことをどなたかが書かれていたが、それはその通り
>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.7

ハリウッドの大物プロデューサーで、映画制作会社トップのハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ事件を告発したニューヨーク・タイムズの女性記者2人の悪戦苦闘ぶりを描いた作品。
ワインスタインによるあの手この
>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

4.0

かなり前に見た映画を飛行機内で再視聴した。
映画としてはオーソドックスな展開なのだが、見せ場がたくさんあって、飽きさせない。とてもよくできている。
主人公がE.T.とまず出会うが、E.T.を追いかけて
>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

3.6

詐欺師コンビを描いた作品。映画『スティング』には、観客も騙す展開があって、楽しかったが、こちらの作品でも見事に騙された箇所があった。
ラストが個人的にはいまひとつだったが、充分に楽しめる作品である。

嵐の中で(2018年製作の映画)

3.9

過去と現在が、ほんのわずかな時間繋がってしまったことから、その後の世界が変わってしまう。その波紋を殺人事件も絡めてえがく。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、過去を変えたために自分が消えてしまい
>>続きを読む

>|