もんてすQ

ブレット・トレインのもんてすQのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
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舞台は日本
新幹線でブリーフケースを盗む仕事を依頼された殺し屋が主人公
彼に降りかかる災難を描いたアクションコメディ

面白いのか、つまらないのかも判断できない怪作
『ロスト・イン・トランスレーション』でもそうだったけど、日本語がわかる人間が観ると、逆にノイズを多く感じてしまう映画だと思う
登場するキャラクターの相関関係や時系列が複雑な割にポップ過ぎる作風(悪く言えばガチャガチャした描き方)なので、物語全体の真相が明らかになった時のカタルシスが得にくい欠点があるように思った
アメリカ国内でもレビューでタランティーノを引き合いにしている人が多いみたいだけれど、さすがにタランティーノに失礼じゃないだろうか

そういえばカメオ出演に驚いた

⭐︎

本作の公開にあたって『原作は日本の作品なのに、キャラクターが欧米の人々に変更されているのはおかしい』という批判が米国内であったらしい
最初は(原作と映画での脚色は違って良くないか?)と思ってた
でも日本人の役に日本語話者ではない役者(日系人?)がキャスティングされてて、日本語のシーンではマジ何て言ってるのか分かんなかった(日本語のセリフは字幕にならない)のを観て「ある意味正解だな〜」と
というか日本語のセリフが言えているかどうかはアメリカ人には関係ないし、軽視されてるんだろうな
AIが生成したような謎日本描写は別に(悪い意味では)気にならないけれど、そういう所は徹底して欲しかった

米原駅が死後の国みたいな描かれ方しててすごかった
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