於キヨ

ブレット・トレインの於キヨのネタバレレビュー・内容・結末

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます


一言で表すなら「濃い」映画。

巷で「トンチキジャパン」と言われている。たぶん誉め言葉。
「こんなん日本じゃない」なんてマトモに批判する人は、そんなにいないと思う。
みんな承知して見ているはず。というか、「トンチキ」具合を楽しみにしている人もいるはず。私みたいに。

新幹線の名前が「ゆかり」だったり、1000円の炭酸水が存在したり、謎のルートを走っていたりと色々と新幹線事情では言いたいことが多くある。
街並みにある輝く看板の多さや、あきらかに室内感のぬぐえないホーム……ひと昔より進歩したけど、まーだトンチキだ。

結局アメリカ人がイメージする「ニホン」でしかない。
だって日本が舞台なら、ホワイトデス一派さ絶対ホームまで行けないと思うんだよね。フィクションだからってこともあるだろうけど、あんなん浮く。

使われた楽曲「時には母のない子のように」、この選曲が渋すぎる。
誰が知っていたというのだ。真田さんか?真田さんなのか?
他の曲も良かった。

真田さんといえば、某ゲームのハボリムというキャラクターにそっくりで、もし実写化するなら真田さんでお願いします。
そして真田さんのエルダーがやけにシリアスだった。
冒頭から登場していたものの、乗車が遅かったので、暖まりすぎた舞台に登場した時「一人だけ雰囲気の違う人が来てしまった……」と心配していたが、最終的にちゃんとボロボロになってくれて良かった。

エルダーが登場するまでは、レディバグだったりレモンとミカンたちが暴力と言葉を駆使して駆け引きしているのが面白かった。
あとホワイトデス。マイケル・シャノンってロシアンルーレットばっかりやってるイメージがある。
ずーっと濃い。
観るまでは「2時間半とか本当に京都行くつもりかよ」(関東在住)だったが、あっという間だった。
ただ観終わったあと、目が痛かった。入場特典でポストカードもらった。
於キヨ

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