運命の映画でした。
新幹線という閉ざされた空間に因縁のあるメンツが一同に介するっていう、ファイナルステージスタートなのが楽しい。
ナイル殺人事件ないし、オリエント急行殺人事件の如く乗り物の上で巻き起こる事件群は、その便に乗ることとなった乗客たちの様々な薄暗いバックグラウンドに起因している訳で、東京発京都着のこの電車は、それぞれの運命をひとつの線にまとめ決まりきった終着点へと加速させるまさに弾丸のような役割を持っていました。
なのでアガサ・クリスティをアクション映画にしたらこんな感じになるのではないかと。
トンチキJAPANに至ってはサーフェス上の変なテクスチャでしかないのだけど、Hiroyuki Sanadaがふっわふわな世界観を地面にビスどめしてくれてました。彼、海外が考える日本人アニメキャラのような役をしっかりと演じ切っててものすごい力を感じました。とても良かった、、、。
その他レディバグもレモンもタンジェリンもプリンスもキムラもみんなキャラが造形含め良かった。
しかし、今回の主人公はまさかの水のボトルだったという大どんでん返しが待ち構えているんですよ。