トランスマスター

ブレット・トレインのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.0
♯131 Thomas the Tank Engine.

舞台は、マルチバース【倭の国】
主人公は組織からブリーフケースを奪って降りるというミッションを受け取ったコードネーム:レディーバグ。
東京初→名古屋行きの東海道新幹線N300系テイストの車内でポリティカルコレクトネスに配慮したコスプレ暗殺者と共にバトルロイヤルを繰り広げるクライムアクションコメディ。
伊坂幸太郎の
『マリアビートル』という小説を
ハリウッドで映像化した作品です。

◆殺し屋紹介
①ミカンとレモン
短気な兄弟の殺し屋
機関車トーマスが大好き。

②キムラ
日本人
息子が入院中

③プリンス
英国訛りロリ系女子

④エルダー
華道家
仕込み杖を使う真田裕之
スーツの上に着物を羽織る
温泉宿支配人コーデ

⑤ホーネット
毒殺ヒスパニック系女子
金髪のカツラがセクシー

⑥ウルフ
妻の復讐に燃えるヒスパニック系
ラテン歌手

◆良い点/注目ポイント
・舞台となる【倭の国】のツッコミどころを沢山楽しめました。
①秋葉原の総武線の線路を千葉方面に走る東海道新幹線。
②東京から京都に行くだけで夜が明けてしまう長距離寝台特急。(新横浜から静岡まで一気にすっ飛ばしているのに…。)しかも終点の京都より先にレールが無い(笑)。
③車内を和テイストの内装で新鮮な両サイド2席のゆったり自由席の車両
④ヤクザはスタッズを打ち込んだライダースジャケットを着込んだ80年代パンク軍団と般若の仮面。
⑤飛行機のような非常用ドア開閉装置と、シートベルト。
・モブキャラが豪華
チャイニング・テイタム
ライアン・レイノルズ
サンドラ・ブロック
そして車掌は、
マシ・オカ!「やったー!」

◆改善点
・アクションのテンポも良く、機関車トーマスの登場キャラの人物分析など楽しめる要素がありましたが、タランティーノ監督作品のようなキャストの会話の中のネタが無くて残念。ミカンとレモンの雑談をもっと掘り下げて欲しかったです。

◆総括
・『ファイトクラブ』でブラピを演じたスタントマンが、監督の為アクションシーンのコンボは、見事でした。
明るい残酷描写が好きな方にオススメです。

◆トランスマスターが選ぶ◆
2022年に観た映画ベスト5

1位『コーダあいのうた』
2位『スパイダーマン:ノーウェイホーム』
3位『音楽』
4位『燃ゆる女の肖像』
5位『切腹』

皆さんのベスト5も教えてください!

-2022年121本目-