イチロヲ

ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦のイチロヲのレビュー・感想・評価

3.0
海岸で発見したウィジャ盤を使い、ゲーム感覚でコックリさんをおこなった女性グループが、召喚されたサメの霊に襲われてしまう。日本のバイヤーが買い漁っていることで有名な、低予算サメ映画の一遍。

題材に使われているウィジャ・ボードとは、日本で言うところの「コックリさん」と同義のもの。女の子たちが遊び心で始めたら、「Hungry」「Die」としか返答しない、不思議な精霊が解き放たれてしまう。

透き通ったサメ(パペットを合成している)が「ぐおおー、がるるー」と唸り声を上げながら、森の中をフラフラと飛行。登場人物たちが、サメを発見した風演技、サメから逃げている風演技をして、どうにかこうにか盛り上げようとするのが可愛らしい。

終局に入ると、オカルトに精通している主人公の父親が、果敢にもサメの除霊に挑戦。抱腹絶倒の低予算バトルが突然始まり、あっという間に終わる。口がポカーンと開いたかと思うと、次の瞬間にはニンマリとしてしまう。珍妙な体験を得ることができる作品。
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