ShinMakita

ボクたちはみんな大人になれなかったのShinMakitaのレビュー・感想・評価

1.5
1998年…テレビの弱小美術制作会社社員・佐藤。社長・三好や同僚・関口と共に忙しい毎日を送るなか、自由人の恋人・かおりに振り回されていた。でも1999年の大晦日、いつもの円山町のラブホを出たあとで突然かおりとの関係は終わってしまう。かおりが嫌っていた「ふつう」の人生を歩み続けた佐藤。そして月日は流れ、2020年。コロナ禍で路上呑みした帰宅中、この20年の人生がフラッシュバックする…


「ボクたちはみんな大人になれなかった」



森山未來の熱演と伊藤沙莉の可愛さが魅力の回顧系青春映画。今の40代には刺さるポップカルチャー(俺的にはシネマライズ!)も多く、ポケベル、プリクラ、ケータイなどの時代感も楽しいけど、ドラマとしての起伏はないのでやや退屈。「普通」であることを肯定も否定もしないので、結局何が言いたかったのかわからない。ただ懐かしむだけで、先に進む元気ってでるのかな。

それにしても、こーゆーノスタルジーは男の特性かもしれない。かおりは佐藤のことなんか、きっと思い出したりしないんだろうな。
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