苦役列車でも思ったけど森山未來のクズ役ハマりすぎてる。そこにこれまたクズ役が似合う東出昌大、ヒステリックな大島優子に、不思議あざとキャラの伊藤沙莉。キャスト豪華すぎかよ。
設定にも刺さった。ケータイがないから公衆電話で通話する、iPodがないからMDやカセットで音楽を聴く、文通から始まる出会い。全てが平成生まれの自分にはある種の憧れ。当時のファッションにも惹かれる。
40代も半ばになって20代前半の恋愛を思い出して縋るような大人にはなりたくないし、憧れない。20代を糧にしたそんな大人になりたいな。「大人になりたい」と何度も思わされる作品だった。だけど、かおりが言うように"フツー"の人間にもなりたくないね。
初めて行ったラブホが忘れられないっていう感覚は万国共通なんじゃないかな。