非常に真面目なドキュメンタリー映画です｡
とにかく見た事ない映像が次から次に出てきました。
何しろザッパが膨大な録音から映像まで地下の資料室に保存してるんやから。
盛り沢山な内容やったけど、今回は、まだ、その極一部ですね。
初期の破茶滅茶なステージの模様とか、もっと見たい〜｡
グルーピー集団のGOT'sのメンバーもインタビューに答えてました｡
ブルース・ビッグフードのクレイアニメも最高やネ｡
ザッパは、まず作曲家であり編集者でした｡
メンバーは入念なリハーサルでザッパのスコア通りの演奏を求められる｡
それも、ブルース、R&B、ドゥーワップ、ジャズは元よりクラシックから現代音楽まで多岐に渡ってました。
当時の西海岸の他のバンドがブルースを基調としてアシッドによる即興演奏を重視したのとは明らかに違ってました。
見た目はヒッピーやけど、彼らは群れになるのを嫌い自らを｢フリークス｣と言ってました。
当時から年齢的にも上やったし大人でしたね。
ザッパは日本で考えられてる以上にアメリカでは文化人、著名人、有識者として重要な人物だった事も良くわかりました。
｢新宿シネマート｣の力の入れようもあって、お客さんも結構来てたし若い子もチラホラいて、とにかく没後30年近く経ってこうしてザッパが日本で脚光を浴びるのは往年のファンとしてはムチャムチャ嬉しい事ですネ｡
