1960年代後半の東京、浅草。
テレビの波を受けて客足の遠のいたストリップ劇場、浅草フランス座の支配人の深見千三郎に憧れて、青年たけしは劇場に住み込みで雑用の使用人となる。これといって芸のないたけしに、「これが芸だ。」と深見はタップダンスを見せる。
必死にタップダンスを練習し、みるみる上達するたけしを見込んだ深見は、だんだんと芸を教えこんでいく。
芸人だ。馬鹿野郎。
ビートたけしの小説を基にした映画。
深見とたけしの、軽妙なかけあいが好き。
まさに、人情味あふれる江戸っ子ならではの、人と人との深いつながり。