浅草の小さな劇場から始まるビートたけしと、その師匠の物語。
空気感はとても良かったのだが、似せる事にそこまでこだわらなくても良かったような。ビートたけしともなると、モノマネされつくされているので、似せようとすればするほど偽物感が出てしまう…。とは言っても、発声からして普段と全然違ったのは驚いたし、柳楽君は凄かった。
しかし特殊メイクはダメ。気色悪かった。あれなら本人の方が良いし、顔を映さなくても良かったのでは。
フランス座を出る決意したたけしと師匠のやりとりのシーンはめちゃくちゃ良くてグッと来た。そんでその後の再開のシーンで息の合った掛け合いをするところも凄く良かった。
この二つのシーンで二人の物語は完璧にしあがってるのに、更にもう一個泣かせの回想を乗っけてくるのはしつこすぎ。そこはサラッとやって余韻を残す感じだったらもっと好きだったのに。ノスタルジー成分多め。
