るーはー

浅草キッドのるーはーのレビュー・感想・評価

浅草キッド(2021年製作の映画)
3.7
昭和40年代の古き良き浅草の街並み、演芸場の世界観がまずとても良き。
世界観違いもいいとこだけど、大学時代の3ヶ月間泊まり込み海の家生活を思い出して少し胸がぎゅっとなったりした。閉じたコミュニティ独特のカルチャーとその空気感、その中で起きる痛烈な出来事、登場人物たちの色鮮やかな感情、それらをしっかりと当時の時代の空気とともに追体験させてくれるような良作映画だった。

学生の頃は、世の中的正解よりも自分の中で「かっけえ」と思う正義を今よりピュアに追い求めてた気がするし、そういう胸熱な感情こそが青春そのものなんだろうなとしみじみ。
芸人としてのプライドをギリギリまで貫き続ける深見千三郎も、温故知新で未来を切り開く北野たけしも2人とも最高にイカしてる

芸人だよ、バカヤロー
は痺れた!
るーはー

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