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浅草キッドのT2Yのレビュー・感想・評価

浅草キッド(2021年製作の映画)
3.7
ほんの一握りの人だけが到達できる位置。師匠曰く「ひょっとしたらひょっとする。」その場所に至るまでのビートたけしという芸人の自伝小説。浅草フランス座に対するリスペクトの塊、深見師匠とタケシの師弟愛。時代が変わろうとも忘れてはいけないもの、無くしてはいけないものがそこにはある。

タケが師匠に漫才をやると言うシーン、痺れた。どういう脚本でそのシーンを表したのだろう。そう思わせる2人の演技、熱が残っていた。

ビートたけし本人が劇団ひとり監督の本作を観て「泣いた」と言っていた。それだけでも十分観る価値はあるのでは。
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