大泉洋演じる浅草芸人深見千三郎と柳楽優弥演じるビートたけしの師弟愛を監督劇団ひとりが描いた作品。
柳楽がだんだんと本当のたけしに見えてくるくらいに演技が素晴らしい。
そして深見師匠が放つインパクトある名言の数々。
"芸人だよ、バカヤロウ!"
"笑われるんじゃねえぞ、笑わせるんだよ"
"客に媚びるなよ。何がおもしれぇかはお前が客に教えてやるんだよ"
"普段ボケねぇやろうが、舞台でボケれるわけねぇだろうが"
この言葉たちが、天才たけしをつくったのではないかと思わせる。
深見師匠はテレビを毛嫌ていたので、ほとんど知られていないけど、大泉洋が見事に演じている。
門脇麦、鈴木保奈美の女優陣も2人の主人公を支える姿が感動する。
個人的には、ツービートのツッコミ担当きよしを演じるナイツ土屋伸之が、本人より上手すぎるとツッコミをいれたくなる。