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監禁ピエロのTMのレビュー・感想・評価

監禁ピエロ(2007年製作の映画)
2.2
ピエロが出てきて面白いホラー映画の方が珍しい説、あると思います。

脚本家ポールは最近、ピエロの夢を見る。幼い頃に弟と見たサーカスで、ピエロの演技をしていた男に炎が燃え移った。ポールは演技だと思い、それを笑った。だがピエロは焼け死んだ。
そのピエロが甦って自分に復讐をする。そんな脚本を思いつき、書き上げるために部屋に鍵をかけて監禁してもらうことに。

缶詰になるのはいいけど、物理的に出られないようにすると病むよね。
食事排泄シーンがないので物理的な時間の経過が分かりづらいけど、そりゃ一週間とか部屋に引き込もって一人で考え込んでたら病むよ。
ていうか文筆家ってなんでこう自分を追い込むの好きかな?

病んだ脚本家の前にいないはずのピエロが現れるのは想定内だが、他にもいないはずの人物がめちゃくちゃ現れて「誰なん」ってなる。
密室監禁妄想系ホラーの癖に登場人物多すぎる。弟、元妻、同級生、親友……。絞れ!想像力が逞しいからって、何人も何人も出すな!ややこしい!
よくある系のホラーで、よくある展開をして、よくあるエンドにたどり着くんだけど、説明が足りなくって色々モヤモヤする~。
とりあえずピエロは君を恨んでないと思うよ。あと監禁してるのもピエロじゃないから、タイトルは濡れ衣だね!
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