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チェリーのchaooonのレビュー・感想・評価

チェリー(2021年製作の映画)
3.7
トムホ主演作をもう一本✨

ルッソ兄弟監督×トムホ主演×AppleTV+オリジナル🎬
この組み合わせだとワクワク感を期待してしまうけど、結構ズッシリ重めの話だった🥺

元米軍兵士ニコ・ウォーカーの同名の半自伝的小説を原作に、イラク戦争でPTSDを患った青年がドラッグや犯罪に手を染めていく姿を描くクライムドラマ🩸

トムホってどうしてもスパイディとか能天気で可愛いキャラクターでかつ正義感強い役みたいなイメージ強かったんだけど、今作はダークな面を全面に押し出した作品🌀

トムホの恋人役のエミリーを演じるシアラ・ブラヴォがまたベビーフェイスで、2人の大学の出会いの辺りはなんとも可愛らしい並びなんだけど、後半の2人の変貌ぶりがまた凄い😨

軍隊での訓練って映画でもたまに見かけるけど、冗談かと思うくらい、罵りや暴力が凄い🙄
過酷さや閉塞感を表すように、このパートだけ画角が狭くなる演出がハマってる→◾️←

イラクの戦場は更に過酷…🪖
帰国後は更なる地獄…💊

「ヤクの乱用は、ゆるやかな自殺…」

壊れていくトムホと、絶望するエミリー。
PTSDの治療薬として処方されたオピオイド(麻薬性鎮痛薬)の依存症となり、更には借金地獄へ。
エミリーの取った行動は…。

「愛なんて存在しない、フェロモンのいたずらよ」

エミリーの劇中のそんなセリフとは裏腹に、疑いようのない愛を感じずにはいられない、そんな映画だった🥹

相手が変わってしまって、離れることは簡単だけど、どんな方法でも相手に寄り添い続けるってなかなか出来る事じゃない。
それがいいのか悪いのかは別として。
自分を愛するか、相手をより愛するかの問題でもあるのかな。
それと親からしたらたまったもんじゃないしね。

年月が経った姿を演じるためにトムホが髭を付けて出てくるのだが、それはちょっと笑ってしまった🤣

ヤクの売人役がさりげなくジャック・レイナーだった💊🧢



⚠️原作者や原作の刊行情報はネタバレなので下に⚠️





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原作者のウォーカー本人は借金返済のために4ヶ月間で11の銀行を襲撃して2011年に逮捕され、原作小説は2018年に獄中から刊行されたとのこと📕😳
映画の公開情報には2020年11月に釈放される見通し、と書いてあったけど、無事出所したんでしょうかね?
最初の奥さんとはすぐ離婚してて、小説出版後に再婚してるから、今作のエミリーは存在しないのか🥺…💔
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