Tokyo 7th シスターズ 僕らは青空になるのゆめぴりかのレビュー・感想・評価

もっと既プレイの人たちのための映画にしてもよさそうなのに、77分という短い尺の中で冒頭をナナシスを全く知らない人たちのために割きつつ起承転結のある物語を描きしっかりとその中にナナシスらしさ、その精神性が込められているのには贔屓なしに素晴らしいと思った。ゲーム本編で総再生6時間とかいうとんでもないエピソード作っておいて劇場版など本当にいるのか、ただのお金儲けのための蛇足にはなりはしないかと心配していたところもあったがそんなものは全くの杞憂。作画もとても素晴らしく、まさに理想的な番外編であるとともに「茂木監督の置き土産」としても本作をナナシスの物語に惚れ込んだ人間として噛み締めずにはいられないのだ。