たこ

くれなずめのたこのネタバレレビュー・内容・結末

くれなずめ(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

冒頭の吉尾、自分は死んでいると言いかけるシーン。ここでもうバラしちゃうのかと衝撃。でも後の展開を考えると、ここで言いかけるのを仲間が止める感じがよかった。

冒頭から下ネタなどの笑えるシーンがこまめにあって、コメディ映画だったのか……?と思っていたら、最後のドCG畳み掛け。そういうポカンとしちゃうようなやり口嫌いじゃない。
欽一と明石が偉い人にコメディ馬鹿にされるシーン、これに文句を言わせないための伏線だったのかな。
笑えるシーンの間にちゃんと泣けるシーンも挟み込まれ、泣いたり笑ったり忙しい。

「引きずることから逃げんなよ」
すごく好きな台詞。苦しい感情にケリをつけることが善いことだと思っていたけど、今はもっと引きずってよかったのにと思う。穏やかな生き方とかクソ喰らえですよ。

最後に吉尾と別れた日をやり直すシーン、みんなの表情がすごかった。芝居って本当に楽しそうだなって思った。

傷つくのを恐れていたら他者との関係の喜びも得られないんだな。映画の本筋と関係ないところで、感覚として腑に落ちた。
たこ

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