コロナのせいで高校時代の部活動の友人達と予定してた飲み会は流れに流れ、最近は連絡もあまり取らなくなってしまった。でも、もし自分がこの先結婚式を挙げるなら、もし余興を誰かに頼めるなら、やっぱり奴らに頼むだろう。
試合をしたあの最寄駅、風が運ぶグラウンドの土の匂い、iPhoneの奥に眠る古い集合写真、雨で急遽休みになって駆け込んだカラオケ屋、、、青春なんてとうの昔に過ぎ去ってしまったけれど、そんな小さなきっかけ達があればいつでもあの頃に戻れる。胸がポッと熱くなる。疲れからか酔いが回れば涙が溢れそうになる。
青春時代の悩みなんて今考えるととてもちっぽけ。でもウルフルズが「それが答えだ!」歌うわりに答えを結局教えてくれないのと一緒で、答えなんて分からない。そんな分からないことだらけで楽しかった男臭くてはちゃめちゃな青春が大好きだ。良い思い出で終わらせるにはまだ早いんだ。くれなずめ。日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態を表す「暮れなずむ」の命令形。皆んなに会いたくなった。
ふざけたダンスも真面目にやれば人は涙を流すんだから映画って不思議だ。
