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くれなずめの優のネタバレレビュー・内容・結末

くれなずめ(2021年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

「男性/男子学生」の悪ノリという感じが最初はすごい合わない、受け入れがたい感じがあった。ですが、序盤のカラオケのシーンで「もしかして、亡くなっていたりする?」と思わさられる台詞で少し印象は変わっていった(全体を通して、『あの花』を思い出していた)。最後のほうに不死鳥が出る場面など、元が演劇作品だからか自由さは良いものの、好き!! という映画ではないかな。
あとは「幸せになれよ!」というセリフにモヤっとしていた(幸せは他人から強制されるものではないので)のですが、「あんたに言われる筋合いはない」とちゃんと言い返す(回収されて)いて、良かった。

音声ガイドでは、「ハーフ顔」を使ってしまうのは不味いと思いました。日本と韓国にルーツを持つ場合や、日本とイギリスにルーツを持つ場合など「ハーフ」の一括りにされがちですがその内実は多様です。
それから自転車を盗もうとしたところで呼び止められたシーンで警察官と音声ガイドがありましたが、正しくは警備員ですね。ALSOKと背中にありましたし。
持ち上げて、太陽にかざすシーン。「手がプルプルして、降ろす」みたいなガイドは面白かったです(思わず笑ってしまった)。
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