井上

くれなずめの井上のレビュー・感想・評価

くれなずめ(2021年製作の映画)
3.9
最高だった、こういう映画本当に刺さるんだよね
俳優陣の演技が素晴らしい

この手の映画常連の、若葉竜也に藤原季節、そして成田凌
この3人の内誰か出てたら必ず井上にはハマる

ストーリーは終始くだらないんだけど、くだらなさの中に切なさ有りって感じで、表情やら雰囲気やらでそれを作るのがうまかった印象
高良健吾の役と前田敦子の役もなかなか良い味出てたと思う、演技も良かった
終盤の茶番何?ってレビュー多いんだけど、あれは多分未練の話だよね
てかこの映画通して五人の未練の話で、文化祭のネタの未練を消化させたんじゃないかなぁと
淡々と進む映画よりひとつまみ程度ぶっ飛んだ展開があった方が退屈しないから個人的には好きだった(本作はひとつまみ程度じゃないけど笑)

「お菓子貰いに来たわけじゃないのに、お菓子貰いに来たみたいになっちゃって…」ってセリフ、間と言い表情と言い最高だった
ラストのやり直すシーンは勿論だけど久々に映画で泣いた気がする

ミキエは何で吉尾が見えて居たんだろう、なんか六人の友情と言うかさ、そこは五人だけにしか見えないって設定でいて欲しかった気もする
ミキエもミキエで「引きずってる」から見えたのかな

脚本、演技、挿入歌、雰囲気、設定、タイトル、抜群に良かった
井上

井上