さしすせ

くれなずめのさしすせのネタバレレビュー・内容・結末

くれなずめ(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

松居大悟監督が自身の舞台劇を映画化したもの。

暮れなずむ、日が暮れそうでなかなか暮れないこと。

その、昼と夜との淡い境目。
影が暗闇へと溶け込んでいく過程。
マジックアワー(ブルーアワー)はつまり、過去と未来、青春時代と青年時代、生と死、経時的変化の可視化。

結婚式とその2次会までの中途半端に空いた時間がメイン舞台となっているのも、どこにも入店出来ずタクシーにも乗らずだらだらと歩いて行き着いた公園のようなところで時間を潰すのも、地に足がついていない「合間」を上手く表している。

作品内容について言うのであれば、全体に流れる品の無いホモソーシャル感や内輪受けの強いパターン化したギャグなどは観るひとを選ぶと思う。
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