このレビューはネタバレを含みます
間の取り方になんとなく小劇場的な味わいを感じる作品。
中盤までは男子の悪ノリに苦笑いしつつ青春を羨みつつ
「我が名はガルーダ……」みたいな名乗りにヘラヘラ笑うゆるいテンションが続くと思っていたのですが、直後嵐のように表れたザ・陽キャの「正解のテンション」はもう完全に暴力。
ガタイ的にもキャラ的にも城田優は圧倒的な制圧力があり、陰キャは何人集まったところでたった一人の陽キャにも勝てないのだ……と絶望し鬱々として、そこで一度視聴を止めました。
陽キャ、うるさい清掃委員、敢えて出てくることで「俺ら」があくまでサブカルなのだと居住まいを正す舞台装置。
しかしサブカルなのが、普通じゃないのがこの話を構成するポイントで、終盤普通に吉尾の思い出と決別するのかと思ったらもう怒涛の勢いで普通じゃなくなっていく。
あまりにもな展開でどんどん置いてけぼりになったけど、でも実際いつもふざけてた親友への餞とするならやっぱりこういう感じになるかなという納得感もありました。
数日かけて通勤中に視聴したので、いつか通しでもう一度観ます。