余命を告げられた妻と旦那のロードムービーにミュージカルの要素が足された本作。
特出すべきはやはり物語の節々に入ってくるミュージカルパート。このミュージカルパートがある事で、物語自体は死という悲しい結末へ向かっているのだがそれを感じさせなかった。また単純にいい歌が多く、調べてみると韓国の過去のヒット曲が使われてるそうで納得。
展開自体は少し予想しやすい部分があったり大きな驚きこそないが、細かい伏線やダメダメ夫の成長が見える点が良かった。
終わり方も暗くなりすぎずスッキリ纏まっていて良かった。
特に夫婦で見る作品としてはいい映画だと思う
映画館を出る時、老夫婦が
「泣いてる人多かったんじゃない？」
「いい映画だったもんね」
と話している声が聞こえて、なんだか幸せを少し分けてもらったような気持ちになり、ほっこりした。
