3人の石橋ユウ君10歳とその母親、その家庭、それぞれが抱える闇と希望を描いた社会派ドラマ。爽やかジャケットに反してずっしりとした作品。
それぞれ幸せそうに見える側面を描く前半と中盤から描かれ始める闇の落差。
色々な家庭状況の中でそれぞれの形で頑張る母達の叫び声、子供達の叫び声。多感な子供、そのすぐそばにいる大切な存在の母。その距離感はとても繊細で難しい。
一番近くにいるはずなのに知らないことだらけの家族。
嫌なところも好きなところも、生きている限りずっと家族。そんな中で母は子供達を精一杯愛して頑張ってる。
日本の母親達の抱える苦悩を描き出した秀作。