予告編ではこの面白さは全然伝わらないのではないか。てか、予告編がミスリードしてますよね。もちろん、人をして、観たいとはイマイチ思わせない、悪い方へ。
かと言って、ほかにやりようがあったかと問われれば、ないのかも。スチルにしてみて、これは！ と目を見張るシーンに欠けるというのはあるでしょう。
派手さに欠ける？ 主演は還暦近いボブ・オデンカーク。たしかに花はないかもです。しかしそれも徹底すれば感動的になるということか。またとない痛快なアクション映画に仕上がっております。敵役のロシアンマフィアがまたいい味出してます。この手の映画は敵役がショボいことがけっこうアルアルですけど、いやはや、互角ですね（違うか）。てか、主役が無傷ではいられないところがいい。赤ちゃん見て逃げ帰ってくるところ、爆笑。で、ダメージを喰らえば喰らうほど、攻撃本能が掻き立てられるというのだから、タチが悪い。タチが悪い奴が出てきたら、もう面白くないわけがないわけで（笑）。
『イコライザー』とか『トランスポーター』とか『ジョン・ウィック』とか『ジェイソン・ボーン』シリーズとか、大好きなんですけどね。今作も同等に気に入りました。新たなヒーローの誕生です。
劇中の音楽もサイコー！
クリストファー・ロイドなんて、もう80超えてますし、オデンカークも還暦越えますからね。次回作は期待できないかもですけど、これは一話完結の潔さこそお似合いかも。
