連休中、完全に1人の時間があったので映画館へ。
昨日はワイスピ観たし。
今日は『竜とそばかすの姫』かな。
そう思いながら何故かクレしんチケットを購入した自分。
何故だ。子供連れならまだしも。
30代男性が1人でクレしん?
何故俺はこれにしたんだ。
そう戸惑いながらも館内へ。
1人て来ている大人は数名。
後は学生か子供連れ。
失敗したのか。。
そう思いながら実に15年ぶりのクレしんを映画館で鑑賞スタート。
結果。
大粒の涙と笑いで終わる。
マジで素晴らしい作品でした。
笑いはいつもの事ながら。
幾つになっても笑えるって素晴らしいなおいと。
今回特筆すべきはミステリーとメッセージ。
子供の作品と侮るなかれ。
ミスリードを複数に渡り散りばめており、
大人でも納得のいく上質な推理モノとして成立させている。
そしてメッセージ。
愛情、友情、仲間、出会い、別れ、仁義、学歴、差別。。
幾つものメッセージをふんだんに盛り込んでいる。
しかしそれが喧嘩する事もなく見事なバランスで配合されている。
クライマックスに向けて虎視眈々と寝られた前半。
後半からは名ゼリフと名シーンの数々。
しかしそれをクレしんという基本おバカ作品が放つ事で決して嫌味なく自然と伝える事が出来ている。
気づくとマラソンのシーンでは笑いと涙が同時に出ていた。奇跡か。
出て行く時には子供達は満面の笑みで。
大人達はハンカチで顔覆ってた人もいた。
そう、これは大人達が通って来た道だからこそ。
なんたる傑作。
いつか子供達が大人になり、
もう一度これを観る時があるかもしれない。
その時、お父さんお母さんが流した涙の理由に気づくのだろう。