子供向けの映画だからといって舐めてはいけないとはまさにこのこと。本作はミステリーとして成り立っている上に、問題提起もしていて素晴らしかった。
AIが生徒たちの素行に基づいて点数をつけ、その点数に応じて様々な区別を生む学校が誕生したらどうなるか。その結果がこの映画で実に匠みに描かれていたと思う。どんなにAIが職業を侵食しても、教育は人材を必要とし続けると言われる所以がよくわかった気がする。
そして先程も述べたミステリーパート。明確な動機、証拠、犯人が映画で描かれており、観客が予測することが出来なくもない物語構成になっているのが素晴らしいと感じた。
まさしく家族で楽しめる映画です。
