カフェオレ

ハウス・オブ・グッチのカフェオレのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
3.9
その名を知らない人はいないと言っても過言ではない超一流ブランド、グッチがまだグッチ家一族で経営されていた頃の栄枯盛衰が描かれている。

本作は事実を基にした作品であり、実際にあった出来事が時系列通りに展開される160分だけど、全く飽きを感じなかったのはリドリー・スコットの手腕はもちろんのこと、豪華すぎる役者陣の演技合戦によるところもあると思う。
自分はアダムドライバーが大好きなので、冒頭の気持ちよさそうに自転車で駆けていく姿がもう最高でそれだけで眼福だった。

グッチのようなブランドのアイテムを身に着けるのは、「自分自身の価値や成功度を誇示したい」、「マウントを取りたい」という意識の表れだと思うんだけど、パトリツィア(レディーガガ)の「私はグッチよ」の一言はその最上級のマウントだと思う。