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ハウス・オブ・グッチのNAOZYのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
4.0
超有名なブランド「グッチ」のスキャンダルを映画化。
監督は84歳にして創作意欲が益々上がっていっているリドリー・スコット。
昨年の「決闘裁判」に続いて今回の作品も意欲作と言えるだろう。
レディガガもグッチ一族を崩壊させた悪女パトリツィアを堂々と演じている。
ガガのこのはまり具合は半端ない。
グッチの御曹司マウリツィオを誘惑し、父の反対を押し切って結婚。叔父を巻き込んでグッチの乗っ取りを図るというピカレスクロマン的はストーリー。
叔父アルドをアルパチーノが演じており、途中からゴッドファーザーを観てる気分になってきた。
アルパチーノが日本語で「こんにちは!」というところが面白いw
あくまで実話をベースにしたフィクションという事で、パトリツィアがグッチの女帝となり自分でデザインしたバッグを売らせるといったエピソードは無かったので、だいぶ脚色が入ってます。
なので、パトリツィアは言うほど悪女という感じで描いていない。
監督はスキャンダルを忠実に描くよりもセレブ一族であるファミリーの崩壊をドラマチックに描きたかったのかもしれない。
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