雪のシーン
今回の舞台はイタリアが中心で、しかも物語も劇的なので、オペラの曲を使うと早くから決めていた。それを各時代のヒット曲と併用する。つまりこれは、ニードル・ドロップ(レコードに針を落とすように既成曲を使う)に適した作品なんだ。パトリツィアがマウリツィオと愛を交わし、結婚式へ移るシーンは、「椿姫」の「乾杯の歌」からジョージ・マイケルの「Faith」をつなぎ、最高の組み合わせになった。ラストに使った、パヴァロッティとトレイシー・チャップマンのデュエット「Baby Can I Hold You Tonight」では、大いなる“後悔”を表現した
最初から詰んでいた
コメディー