100年以上続く誰もが知っているハイブランドの実話をもとに着想を得た映画。
ブランドの名前は知っているものの、歴史には詳しくなかったため、そんなにドロドロした内容だと思わず、これが実際にあった事なのかと衝撃を受けた。
2時間半の長尺だったが、パトリツィアとマウリツィオの恋愛模様が急すぎて、入り込むのが難しかったが、パウロとアルドが2人とも憎めないキャラで、親子愛を感じた。
どちらもグッチへの思い入れがあるのに、経営となると、それがうまく交わらなかったのだろうな。
パトリツィアとの出会いで一族が崩壊に向かっていく様子や、パトリツィアが占い師にのめり込む姿は見応えがあった。
とにかく娘のアレクサンドリアが可哀想。
内容はドロドロしていたが、どこを切り取っても絵になるイタリアの風景と華やかな生活が魅力的だった。