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バズ・ライトイヤーのyoshishiのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
4.1
予想を裏切るストーリー展開であり、単純にSF映画として良くできていたと思う。
名札の見せ方など何気ないシーンが伏線になっていたり、女性が男性に手を差し伸べる構図はディズニー・ピクサーのお決まりとして今作にも描かれていた。

バズについては、最初はAIの指示を無視していたり、何事も全て自分一人でやろうとするなどキャラクターの特性がでていてトイストーリーシリーズでのバズと遜色がなかった点は良かった。

本作のテーマとしては、蔓につかまれるように、過去に犯した過ちにとらわれてしまい、今この時を失ってしまっているという人に対して、
「誰一人として失敗をしない人はいない。誰もが失敗した中で今の時間を生きていて、その時間を無駄にしてはいけない」というメッセージを伝えている気がする。
バズは1200名の乗務員を帰還させることができなかったことに対してではなく、任務に失敗したことに対して後悔を持っており、過去の失敗にバズがどう向き合っていくようになるかというとても面白いテーマだと感じた。
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