フォンディ

バズ・ライトイヤーのフォンディのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
4.2
『トイ・ストーリー』は「3」が至高で「4」が奈落。そう思う私なので、何も期待していないところからの『バズ・ライトイヤー』は焼肉後のシャーベット(もしくは茶)のようであった。脚本のレベルからして高水準であるし、しっかりと目線を誘導するアニメーションのUI/UXとしての機能美のようなもの。いいじゃんいいじゃん、って心の中で言いながら観た。字幕と吹替えで2回。
トランプ政権下で生まれた映画としての特徴的な「4」の気持ち悪さに対し、他人への思いやりファーストによって正気を取り戻したかのような今作は、「3」の感動的な余韻を思い出すのに十分であった。