意図的に過去を書き換えようとする〝歴史修正主義者〟が今作の敵。
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ものすごく期待が低いところからの鑑賞だったこともあり(?)、面白かったです。
僕はバズに対して思い入れもないし、トイストーリーの中でもとくに好きなキャラってわけでもないです。
(大体の人はそうなのでは……)
なので、
そんなに興味のないキャラがそのキャラ自身にもよくわかってない星で暮らし始める、
というスタートはなかなか厳しかった。。
まず何度も脱出を試みるんだけど、成功しようと失敗しようと正直「どっちでもいい…」し、
映画内でもこの脱出計画はどうでも良かった。
時間を進めることの方が大事だった。
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なので、前半は厳しかったですね。。
本来ならさすがにバズはアリーシャが老いていくことに逡巡があるべきだったと思うんですが、、
ほぼコントのように作戦は遂行され、時間はバンバン過ぎていっちゃう。。
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後半、なるほどそうでしたかということが明かされてからやっと話が動いて面白かったです。
ピクサーらしい、キャラの面白さ、コメディ、サスペンス、映像。
どれもやはり素晴らしいですよ。
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この映画には同性パートナーが登場してまして
公開前も公開後も明らかに差別的な批判コメントで盛り上がっていますが、
2022年の世界としてこの炎上は後世まで語り継がれれば良いと思います。
そもそもこの映画には
歴史修正主義者は出てくるけど差別主義者は出てこないし。
んなもんいねー世界だし。