晩酌

モーリタニアン 黒塗りの記録の晩酌のレビュー・感想・評価

3.9
備忘録。
9.11絡みの実話ものです。
テロの容疑者として長期間拘束されてたモハメドゥ氏が違法の拷問をコッソリされて、耐えきれず嘘の自白してしまう。コッソリ部分を黒塗りの報告書で死刑にしようするアメリカ政府に対して、人権派ジュディー・フォスター弁護士が釈放に向けて奮闘するもの。

とにかく収容所シーン・尋問シーンが長い。ここを耐えればやっと本題に入れる。
70日間も精神に苦痛を与える拷問をされ嘘の供述書に同意してまう。このダラダラ感が本作の趣旨である長期拘束のつらさを表している。
Wikiによるとアメリカ司法外のキューバ米軍基地収容所では同様の容疑者が無数に居たらしい。アメリカ恐るべし権力。

非常に重たいストーリーに対して、エンディングでは陽気な御本人が出てきて和む。
うまい終わり方。
晩酌

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