相川真

愛のくだらないの相川真のレビュー・感想・評価

愛のくだらない(2020年製作の映画)
5.0
鑑賞後パンフレットを読んで、本作が野本監督の実体験をもとにした脚本だと知って驚きました。「好きなことで駆け回って大切なことは遠くなった」とのメッセージ性がストーリーからストレートに伝わってきて最後まで没入して観れました。玉井景を演じる藤原麻希さんは、仕事にめり込むがゆえに廻りに気を配れない「嫌な女」の部分もきちんと演じているけれど、それでも全体的に憎めない雰囲気なのは藤原さんご本人の人柄が出てるからなのかな、と思いました。こんな魅力的な俳優を今まで知らなかったのは損をしていました。95分の短編ですが、この良作品が短期間の上映で埋もれていってしまうのは惜しすぎます。上映の機会は少ないようですが、チャンスがあれば是非鑑賞をお勧めしたいです。
相川真

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