あみ

竜とそばかすの姫のあみのレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
4.5
何よりもまず中村佳穂さんの歌だけで十二分に観る価値があります。
この感動は他の人では有り得なかったと思う。
繊細な感情がしっかり歌声に乗っていて胸がぎゅっと締め付けられる。

未来のミライは”ごちゃごちゃした中に無理矢理スタジオ地図を入れた感じ”と表現しましたが、今作は”スタジオ地図で塗り固めた中に不要なものをごちゃごちゃ入れた感じ”でした。

核となるストーリー自体はすごく良かったのに周りが騒がしすぎる。
でもそうやってとっ散らかした割には本筋以外全然回収されなくて結局あれは何だったんだ...?誰だったんだ...?のオンパレード。
あと途中の謎のスタジオ地図+ディズニー+急な少年漫画感の組み合わせに戸惑いが隠せませんでした。笑

でも内容はしっかり泣かせにくるし今まで以上に絵が細かくて(ちょっと酔った)映画館で観る価値は十分にあると思います。

点数はBelleの歌と”前回の沈みを上手く取り戻して次回作への期待をまた抱かせてくれたこと”に対する評価で。
あみ

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